「彼女の小さな家」の現場監理に行ってきました。
リビングと趣味室を区切る壁のRの養生が取れ、雰囲気が分かりました。
趣味室の壁のRは、建築主の彼女が気に入って見せてくれた外国のインテリアの写真を元に設計をしています。
この家は、和洋折衷のインテリアですが、この空間に合うように、Rの壁の大きさや高さを丁寧に整え、彼女に合うように女性的な優しさや、書斎の籠り具合や安堵感など、空間の雰囲気を作るために、試行錯誤をしながら設計をしました。
Rの枠ですが、秋田の伝統的工芸の木のお弁当などで使われる技法の「曲げわっぱ」と同じ作り方で作っています。
薄い木の板を水に一晩漬けて、板を曲げて作ります。
器用な大工さんで、むくりの屋根同様、綺麗に作ってくれました。